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日本都市計画学会北海道支部長 高野 伸栄 |
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2021年度から、日本都市計画学会北海道支部長となりました高野伸栄です。 日本都市計画学会は、都市計画及び地方計画に関する科学技術の研究発展を図る為、1951年に創立され、今年でちょうど70年となります。一方、北海道支部が今の形態となったは2007年からです。 都市計画学会の学会員は、「まちづくり」に係わる大学教員、学生、行政、コンサルタント、まちづくり団体関係者等の研究者、実務者から構成されています。「まちづくり」という言葉は広く用いられていますが、その基盤をなすものとして、都市計画法を基本法とする多くの関連法規に基づく体系があり、様々な都市における土地利用や建築物の規制、都市施設の整備等が定められています。一例をあげると、国土形成計画法は国土の基本構想、都市計画法に基づく都市マスタープランは各自治体のまちづくり基本構想が定められています。また、都市計画法の用途地域では、整合あるまちづくりのため土地の利用の規制がかけられています。その他にも、建築基準法、都市公園法、景観法、土地区画整理法、都市再開発法、駐車場法、土地収用法等多くの関連法規があります。そのため、学会員は土木、建築、造園の各学会をベースに活動している人々が、「まちづくり」という共通の対象のもとに集っていて、議論の範囲や対象がとても広いことがこの学会のユニークな特徴です。 一方、「まちづくり」は都市計画法を基本法とする法制度によってのみ、成立するものではありません。企業やNPOに代表される各種団体、そして、市民一人一人の思いと活動が「まちづくり」においては欠かすことができません。都市計画学会ではこれらも積極的に取り上げ、議論しています。 なお、北海道支部会員は基本的に日本都市計画学会員のうち北海道に住んでいる人が会員となります。日本都市計画学会では、論文投稿・発表に加えて、各種セミナー・講演会等様々な活動が行われており、学会誌は読み物としてもとてもおもしろいものとなっています。 北海道支部では、秋に講演会、支部研究発表会を行うとともに、種々のセミナー等を開催し、支部ならではの密度の濃い議論を行っています。その成果は研究にとどまるのではなく、広く社会に様々な形で発信することを考えています。2021年度からは、人が集まる魅力的な場所:「よりどころ」をテーマとして、活動を進めていこうと考えています。 是非とも、多くの方々が日本都市計画学会に入会され、北海道支部活動でご一緒できることを期待しています。 |
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